ブランディングよりブランデッド-その2
ブランドは忘れた頃にやってくる。
「第1回:状態と行動。」はこちら>
「行動」か「状態」かという切り口で、ブランドというものを考えてみたいと思います。「ブランディング」というのが大好きな人がいます。何かと言うと「ブランディングが大切だ」という話になる。ブランディングというのは動名詞なので「行動」を意味しています。
もちろん、どんな企業にとってもブランドというのは非常に大切なものです。ただ、一方でブランディングをするぞ!という色気が、かえって商売をゆがめたり弱めたりすることがあるというのが僕の見解です。
僕は「ブランディング」という考え方に対しては、やや懐疑的です。ブランドというのは、振り返ったときにそこにある「状態」です...