スマホを使った眼科診療デバイスで全世界の失明者を半分に
【第1回】現役の眼科医が起業を決意するまで
全世界で失明する人は年間4,400万人(※1)を数える。それが30年後には、1億2,000万人(※2)を超えるという推計がある。そんな状況を改善しようと「世界の失明を50%減らす」というミッションを掲げて創業した眼科医がいる。OUI Inc.を率いる清水映輔氏は、ボランティアとして訪れたベトナムで、現地における白内障治療の実態を目の当たりにする。その経験から医療の問題点が明らかになり、スマートフォンの光源を使った眼科診療機器の開発に着手するのである。 ※1 https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/105_369.pdf ※2 https...