自己認識-その2 他者認識の取捨選択。
「第1回:自己認識と他者認識。」はこちら>
その1では、自己認識のためには他者認識が必要だという話をしました。他者認識と自己認識のギャップ、ここに自分の仕事をよくしていく原動力のひとつがあるということです。他者認識を受け止めるときに、どういう「他者」の認識を取り入れるのかというターゲット設定が大切になります。ここを意識しておかないと、不特定多数の意味のない他者認識に引きずられて、振り回されるだけになってしまいます。
僕は一橋大学ビジネススクールで教えるようになって20年になるのですが、この学校では自分の講義科目の1セメスター(年間2学期制のひとつの学期)が終わると、学生からの評価を受ける...