日本のモノづくりを再創造する
【第4回】グループ各社の強みを生かし、シナジーを追求
若山社長が率いるミナトホールディングスは、現在、「デジタルコンソーシアム構想」を掲げ、デジタル分野の大小さまざまな企業を束ねている。その狙いは、持株会社であるミナトホールディングスに管理部門を集約させることで、それぞれの企業が得意分野に全力で注力できる環境を整え、効率的に成長を促すことにある。一方、若山社長はグループ各社に対して、会長として経営に携わるものの、基本的に社名変更や社長の交代はしないという。この新しいグループ経営のあり方は、現在注目のティール組織のごとく、目的に向かって進化しつづける次世代の企業体の理想の姿と言えそうだ。