コンセプト 僕の場合-その2
『ストーリーとしての競争戦略』。
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※本記事は、2020年6月5日時点で書かれた内容となっています。
自分の考えを提供するという僕の仕事にとって、一義的なプロダクトは「本」です。これまで僕が書いた本にはそれぞれにコンセプトがあります。まずは『ストーリーとしての競争戦略―優れた戦略の条件―』という2010年に出版した本についてお話しします。
本にはタイトルが必要です。僕が考える良いタイトルというのは、「コンセプトがそのままタイトルになっている」ということ。これに尽きる。いろいろ書いてあるけど、ひとことで言うと何なのか。それに対する答えがコンセプトであり、それが本のタイトルに...