働き方改革は企業成長のキーワード
【第1回】日本型雇用モデルの光と影
グローバル化や少子高齢化、そして労働人口の減少といった、とどめがたい時代のうねりのなかで、これまで日本の経済成長を支えてきた「日本型雇用モデル」が崩壊しつつあります。そこで、政府をはじめ産業界、労働界、有識者が一体となり、一億総活躍社会の実現に向けた柱となる「働き方改革実行計画」が今年3月にまとめられました。本会議のメンバーであり、現在も厚生労働省の労働政策審議会の会長として「働き方改革実行計画」に関する法制化にも取り組む慶應義塾大学の樋口美雄教授が、いま求められている働き方改革の本質について自らの考えを語ります。