社員を覚醒させる原体験、「留職」
【第1回】ビジネスと社会貢献をつなげたい
次世代のリーダー育成が喫緊の課題となっている、現在の日本企業。激化し続けるグローバル競争に生き残るためには、ビジネスのさまざまな場面において、強力なリーダーシップが必要とされる。しかし、真のリーダーは、一朝一夕につくられるものではない。それゆえ、多くの大企業が、資金を投じて多様な社員研修に努めるとともに、効果的な人材育成の手法を模索し続けている。 その日本で、これまでにない形の社員研修プログラム「留職」を生み出した若者がいる。特定非営利活動法人クロスフィールズを率いる小沼大地(こぬまだいち)氏、32歳。"留学"ならぬ、留職――それは、国内の大企業に勤める若手社員を、新興国のNPOに数カ月...