欧州で加速する指静脈認証ソリューションのグローバル展開
指静脈認証は、日立が独自に開発した生体認証技術だ。指に赤外線を透過させて得られる静脈の画像から構造パターンを検出し、あらかじめ登録したパターンと照合させて個人認証を行う。指静脈は体内情報であるため偽造や成りすましが極めて困難であることから、高いセキュリティレベルを実現できるのがメリットだ。日立は、この技術を用いた指静脈認証装置を2002年に製品化して以来、PCログイン、入退室管理システムをはじめ、銀行ATMなど、さまざまな分野への応用を進めてきた。現在、このソリューションのグローバル展開が拡大している。ポーランドのBank BPH S.A.(BPH銀行)やGetin Noble Bank...