「社会貢献」から「SDGsビジネス」へ
【前編】バリューチェーンのサステナビリティのために
2015年9月、国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」が採択されたのを機に、各国でSDGsへの取り組みが加速している。しかし、日本にはSDGsが注目を浴びるよりずっと以前から、本業を通じた社会課題解決に真摯に取り組んできた企業がある。その代表企業が、手肌と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」や植物由来でカロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」などを開発し、製造・販売しているサラヤ株式会社だ。「自然派」を標榜し、数々の独創的な製品を生み出して、いち早く社会課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)を実践してきたサラヤの代表取締役...