農がある街の魅力づくり『こくベジ』
【第1回】スタートは、地産地消のご当地メニュー開発。
都心から、中央線で約20分。東京都の真ん中に位置する東西約5.68キロメートル、南北約3.86キロメートル、人口124,794人の街。それが国分寺だ。この街が、多摩26市の中で市域面積に対する農地の割合が第2位の農業の土地であることをご存知だろうか。およそ300年前の新田開発から続いてきた農家が国分寺には多く残っており、採れたて野菜を畑の直売所で買って食べるという地産地消が生活の中で受け継がれてきた。そんな国分寺の野菜をブランド化して、街の魅力を高めたい。国分寺市役所でそんな議論が始まったのは、2014年のことだった。6回シリーズでお届けするベンチマークニッポン『こくベジ』篇、まずは市役...