「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう
情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界
【その3】 真実はモノにあるのか、情報にあるのか
情報化が進んだ社会では、都会と田舎を行き来する参勤交代などで身体感覚を回復する必要があると養老氏は話す。また情報と実体の位置づけにおける西洋と日本の違いを山口氏は指摘するが、養老氏によれば日本とアメリカには意外な共通点もあるのだという。
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「第3回:真実はモノにあるのか、情報にあるのか」
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情報と実体のバランスが必要になっている
山口
現代の、特に都会に住む人が失っている「自分...