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"「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう"の記事一覧

「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう 情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界 【その5】カタストロフと社会の構造転換

養老氏は、振り返れば飢饉や大地震が社会構造の転換を促してきた歴史があり、社会を変えるきっかけになるのは日常生活の問題であると話す。そのことを受けて山口氏は、社会変革についても脳で考えるよりはモノの世界に立ち返ることが重要ではないかと結ぶ。

「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう 情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界 【その4】子どもが幸せな社会を取り戻せるか

不登校の児童生徒数や精神疾患で休職する教員数の増加を受け、教育現場の変革が必要ではないかと山口氏は疑問を投げかける。養老氏は、社会が「子どもの時代は大人になるための準備期間だ」と見做していることに問題があると指摘し、意識を変えることの必要性を訴える。

「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう 情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界 【その3】 真実はモノにあるのか、情報にあるのか

情報化が進んだ社会では、都会と田舎を行き来する参勤交代などで身体感覚を回復する必要があると養老氏は話す。また情報と実体の位置づけにおける西洋と日本の違いを山口氏は指摘するが、養老氏によれば日本とアメリカには意外な共通点もあるのだという。 「第1回:21世紀の現実と、日本の可能性」はこちら> 「第2回:本来、自分と自然はつながっている」はこちら> 「第3回:真実はモノにあるのか、情報にあるのか」 「第4回:子どもが幸せな社会を取り戻せるか」はこちら> 「第5回:カタストロフと社会の構造転換」はこちら> 情報と実体のバランスが必要になっている 山口 現代の、特に都会に住む人が失っている「自分...

「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう 情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界 【その2】本来、自分と自然はつながっている

脳化社会へと移行してきた根本的な原因は、その人が何を現実と思うかという脳の仕組みにあると指摘する養老氏。脳は意識でコントロールできないものを排除しようとするクセがあって、脳化が進んだ社会では自然が自分と切り離されて考えられる傾向にあるが、本来はつながり合っているものだと話す。

「脳化社会」で排除された「自然」と「身体」を取り戻そう 情報に囲まれた現代人にこそ必要な感覚の世界 【その1】21世紀の現実と、日本の可能性

21世紀に入り四半世紀が過ぎようとしている中、日本社会には変化の兆しが見える一方で、若い世代を中心に生きづらさを抱える人々が増加している。解剖学者の養老孟司氏は、その問題の根源はシステマティックで、感覚よりも意識を優先させる「脳化社会」にあると指摘する。情報に囲まれ、身体を置き去りにしてきた現代社会の危うさ、その中でうまく生きるためのヒント、そして日本が変わるためのカギは何か――。養老孟司氏と山口周氏が縦横無尽に語り合う。

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