自己認識-その4 自己認識に近道なし(回り道もなし)。
「第1回:自己認識と他者認識。」はこちら>
「第2回:他者認識の取捨選択。」はこちら>
「第3回:悲観主義者の楽観。」はこちら>
前回の「サーブ権は自分の側に持っておく」という話を続けます。例えば、僕の場合、自分で面白い、自分で価値があると思うものを作る。そういうもの以外は世の中に出さない。世の中の需要、僕の場合ですと、ビジネスについての言説の需要曲線みたいなものがあって、それの曲線上に「こういう本作りませんか、ああいう本作りませんか」という提案を出版社の方から頂くわけですが、基本的に受けないようにしています。なぜなら、それは向こうが打っているサーブだからです。それに引きずられては絶対い...