楠木建流「ずるずる読書」-その5
時間差攻撃。
「第1回:『これは!』と思えば全部読む。」はこちら>
「第2回:『華族』という未知との遭遇。」はこちら>
「第3回:『二・二六事件』の異なる視点。」はこちら>
「第4回:光も読めば闇も読む。」はこちら>
※本記事は、2021年6月2日時点で書かれた内容となっています。
本テーマの最後に、僕が「時間差攻撃」と呼んでいるずるずる読書をお勧めしたいと思います。以前に『逆・タイムマシン経営論』という本を出したときにもお話しましたが、多くの方は最新の情報にこそ価値があると思っている。これに対して、『逆・タイムマシン経営論』のメッセージは「新聞・雑誌は10年寝かせて読め」。今10年前の記事を読むと、...