幸福について-その5
幸福の敵は、嫉妬と他律性。
「第1回:『白い巨塔』と『黒い巨塔』」はこちら>
「第2回:『二要因理論』の面白さ。」はこちら>
「第3回:他責うっぷん晴らし。」はこちら>
「第4回:『微分派』と『積分派』。」はこちら>
超主観的な幸福というのは、ここでこれまで繰り返し話してきたように、「自分の価値基準をどう持つのか」ということにかかわっています。幸福か不幸かというのは、それぞれの持つ価値基準が決めているということです。
それを裏返すと、不幸になるパターンは、違った価値基準と自分とを無理やり重ね合わせること、つまり「人との比較」です。何であいつがとか、そういうのはやっぱり非常に不幸な状況しか生まない。例えば嫉妬は、人間...