山口周の「経営の足元を築くリベラルアーツ」について
加速度的に時代が変化する今、自らの知的感度を高め、知識をアップデートしていくことは欠かせません。かといって、トレンドや対処法、ハウツーばかりに目を奪われてしまい、いつまでも翻弄される側から抜け出せない。そんなジレンマに悩むリーダーも多いのではないでしょうか。リーダーとして時代を生き抜くうえで肝心な「足元」は常に危うく、すぐに築けるものでもありません。
そんな中、再び注目を集めているのが、「リベラルアーツ」です。日本語では「教養」と訳されることが多いのですが、本来意味するところは「“自由”になるための“手段”」に他なりません。己を縛り付ける固定観念や常識から解き放たれ、“自らに由(よ)って...