好きなことを学び、無駄を楽しむ
知の巨人が伝える、人と争わずおもしろく生きる知恵
【第1回】知的作業に必要な、情報の「生き物化」
長引くコロナ禍の影響で、生活様式や価値観が大きく変化している今日の社会。生きづらさに直面する人や、人生の転機を迎えている人も多いかもしれない。現代日本の「知の巨人」と称される荒俣宏氏を迎えた今回の対談では、「好き」や「無駄」を究めることで唯一無二の存在となった同氏の知の技法や人生観を掘り下げ、生きづらい世の中をおもしろく生きる知恵に迫る。対談の舞台となったのは、2020年11月にオープンした角川武蔵野ミュージアム。荒俣氏はアドバイザリーボードメンバーを務め、オープニングイベントの「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」や特別展「荒俣ワンダー秘宝館」をプロデュースしているほか、生涯をかけて集めてきた...