チョコレートを新しくする。十年後の世界を変える。
【第2回】富ヶ谷を選んだマーケティング戦略
カカオ豆(Bean)の仕入れから板チョコレート(Bar)の製造までの全工程を一事業者が手掛ける「Bean to Bar」チョコレート。2014年12月、日本におけるBean to Barブランドの先駆けとして登場した「Minimal -Bean to Bar Chocolate-」。本店を構える東京・富ヶ谷は近年“奥渋”と呼ばれるエリアの中でも西端に位置し、渋谷の喧騒から徒歩20分以上も離れた場所でありながら、開店以来、MinimalはBean to Barのリーディングブランドとして君臨している。それを可能にしたのは、ブランドを展開する株式会社βaceの山下貴嗣氏による、緻密なマーケテ...