みずからの感性を大切に、歴史を愉しむ
その1 リベラルアーツが重視されてきたイギリス
「リベラルアーツの復権」をテーマとした本シリーズの一回目は、ナビゲーターである山口周氏に「リベラルアーツとは何か」について語っていただいた。二回目からは、各分野の「知の達人」を迎え、リベラルアーツについて深耕していく。最初のゲストには、国際政治学、国際関係史研究の第一人者として知られる、中西輝政京都大学名誉教授をお迎えした。自身の留学経験や外交史研究を通じ、イギリスにおけるリベラルアーツ教育の奥深さを知ったという中西氏。翻って考える日本の現状とこれからの指針、さらには歴史の愉しみ方まで、山口氏との深い知の交歓が展開された。