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"パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか"の記事一覧

パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか その1 パンデミックが招く社会の変化

「経営の足元を築くリベラルアーツ」第8回のゲストは、ベストセラーコミック『テルマエ・ロマエ』の作者として知られるヤマザキマリ氏。新型コロナウイルスによるパンデミックが続く中、第7回に続きオンラインでの対談となった。日本では緊急事態宣言が解除され、感染の第1波が収束に向かいつつある新型コロナウイルスだが、世界では6月の時点で感染者数が800万人を超え、感染拡大が続く。自身が暮らすイタリアでも感染爆発が起き、多くの犠牲者を出す結果となったが、ヤマザキ氏は、歴史的に見ても感染症のパンデミックが社会を変えるきっかけとなったケースが多いと指摘する。災厄を奇貨とするためにも、これからの私たちはどうあ...

パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか その2 感染症が浮き彫りにした倫理観の違い

新型コロナウイルスがもたらした変化の一つに移動の制限があるが、人間の移動への欲求は消えることがないだろうとヤマザキ氏は見る。そして、感染拡大防止のためにイタリアで発出された外出禁止令では、カトリックの倫理観が浮き彫りになったという。

パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか その3 古代ローマと日本の共通点、異なる点

同じイタリアでも、古代ローマ時代と現代とでは国民性が大きく異なるというヤマザキ氏。例えば宗教的拘束がないことなど、古代ローマはむしろ現代の日本との共通点が多いが、一方で未知のことや新しいことに向き合い対処する力が日本では弱まっているのではないかと危惧する。

パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか その4 寛容性は強力な武器になる

古代ローマが領土を拡大できた背景には、他民族の文化に対する寛容性があったという。翻って今の日本を見ると、ある意見に対し、その内容よりも発言したのが誰なのかで取捨選択する傾向が強く、多様性と寛容性が狭まっているのではないかと両氏は指摘する。

パンデミック後に訪れるのは暗黒時代か、ルネサンスか その5 大切なのは、「自分の頭で考える」こと

イタリア人は猜疑心が強く、だからこそ自分の頭で考え、自分で判断することに責任を持つ。そうした姿勢が社会を成熟させるというヤマザキ氏。コロナ禍で家にこもって思考する時間が増えたことが、パンデミック後の社会をよりよいものに変えていくきっかけになればと山口氏は期待を込める。

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