LGBT、それはダイバーシティ経営の新視点
【前編】日本企業でLGBTが直面する現実
今、日本ではダイバーシティ経営の必要性が声高に叫ばれている。多様な人材の活躍を支援し、より競争力を高めるため、大企業はさまざまな取り組みを展開。しかし、その多くは女性や外国籍社員などの活躍に主眼を置いたものであり、LGBT*をはじめとする性的マイノリティの視点に立った職場づくりに取り組む企業は少ない。そんな現状を変えようと立ちあがったのが、NPO法人虹色ダイバーシティ代表の村木真紀氏だ。村木氏自身、LGBT当事者として職場での苦痛を経験してきた過去を持っている。LGBT当事者を取り巻く社会の現状と職場の問題について、実体験を踏まえて語ってもらった。 * LGBTとは、L:レズビアン、G:...