水問題から気候変動に迫る
【第1回】水のノーベル賞「ストックホルム水大賞」を受賞
「2050年の社会課題を考える」では、「人口減少・少子高齢化」「都市問題・コミュニティの課題」「気候変動・サステナビリティ」など、日本の未来を左右する社会課題について、2050年からのバックキャスティングで、解決のためのヒントを探っていく。気候変動・サステナビリティを考えるにあたり、今回ご登場いただくのは、2024年8月に「ストックホルム水大賞」を受賞された沖大幹(おき・たいかん)東大教授。同賞は水のノーベル賞とも呼ばれ、水関連では世界でもっとも栄誉ある賞である。受賞理由は、「気候システムのなかに川と人を加えたこと」と沖教授。まずは、受賞の感想とともに、水の森羅万象を扱う学問「水文学(す...