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"コンセプト"の記事一覧

コンセプト-その5 コンセプトを起点に具体化する。

「第1回:コンセプトという『核芯』。」はこちら> 「第2回:『商売の元』をつくる。」はこちら> 「第3回:優れたコンセプトの条件。」はこちら> 「第4回:キャリア形成のコンセプト。」はこちら> 競争戦略にしても、個人のキャリアにしても、最終的には具体的なレベルでの判断や行動になっていなければなりません。ただし、それにしても抽象レベルで本質を凝縮したコンセプトが起点にあって、それを具体のレベルへとブレイクダウンして出でくるものです。コンセプトがないと、判断や行動の基準が定まらない。何をやって何をやらないか、その見極めが場当たり的になり、一つひとつのアクションがつながったり積み重なっていきま...

コンセプト-その4 キャリア形成のコンセプト。

「第1回:コンセプトという『核芯』。」はこちら> 「第2回:『商売の元』をつくる。」はこちら> 「第3回:優れたコンセプトの条件。」はこちら> これまでは、競争戦略におけるコンセプトの重要性を話してきましたが、キャリア形成でも話は同じです。あなたは何になりたいのですかとか、あなたのキャリアのビジョンは何ですかと聞くと、自分の都合だけの独りよがりの話になりがちです。例えば、30代までに起業したいとか、グローバルに活躍する渉外弁護士になりたいとか言うわけですが、こういうのは全部自分の都合です。願望に過ぎません。 自分以外の誰かの役に立たなければ仕事にはなりませんし、キャリアも形成できません。...

コンセプト-その3 優れたコンセプトの条件。

「第1回:コンセプトという『核芯』。」はこちら> 「第2回:『商売の元』をつくる。」はこちら> コンセプトは「商売の元」であり「違い」を作る源泉です。だとしたら、いいコンセプトというのは何か。今回は、優れたコンセプトの条件について考えてみたいと思います。 例えば、ファーストリテイリングのユニクロ事業のコンセプトは「ライフウェア」として定義されています。これは、言葉としてはごくシンプルでプレーンですが、僕は21世紀の大傑作だと思っています。洋服は昔からある成熟した業界で、ありとあらゆる物が売られていて、目が覚めるような技術革新というものもない。一見してやり尽くされている。しかし、強力なコン...

コンセプト-その2 「商売の元」をつくる。

「第1回:コンセプトという『核芯』。」はこちら> 競争戦略の文脈でいえば、コンセプトというのは、「何を売るのか」に対する答えです。「お客さんは、何にお金や時間を使うのか」ということです。つまり、自分たちが提供しようとする価値の本質を凝縮した言葉、それがコンセプトです。ですから、ミッション、ビジョン、バリューとか、目標という話とコンセプトとはかならずしも一緒ではない。例えば、目標でいうと、売り上げはいくらであるとか、そのときの利益はいくらであるとか、ビジョンでいうと世界ナンバー1の何とかカンパニーとか、ありますよね。でも考えてみると、こういう目標やビジョンというのは、その会社の事情や都合、...

コンセプト-その1 コンセプトという「核芯」。

今回のテーマは、「コンセプト」です。「コンセプト」というのは、直接日本語に置き換える場合には「概念」と訳されますが、これは少しわかりにくい。僕にとって「コンセプト」の訳としてしっくりとくる日本語は、「核心」です。もっとしっくりとくるのは、「核芯」。そんな言葉はないのですが、「コンセプト」というのは、物事の「核」であり「芯」であるもの。「それは一言で言って何なのか」という問いに対する答え、それが「コンセプト」だと思っています。 僕の専門分野の競争戦略でいえば、「戦略のストーリー」というのはある種の創造物です。いわゆるクリエイティブな仕事、創造や創作といった仕事には、かならず「核芯」という意...

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