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"「EFOビジネスレビュー」組織の中のチーム力"の記事一覧

組織の中のチーム力-その1 組織の力とチームの力。

はじめにお断りをしておきますが、チーム力ということを考える上で、話をしてる僕には強いバイアス(偏り)がかかっています。以前にもお話をしましたが、僕は組織の中で働くとか、チームワークとかがどうにも苦手なんです。 なるべく一人で、周りに迷惑をかけることなく仕事ができる。上司も部下もいない。自分一人で自由に好きなように働ける。そういう職業って何だろうと若いときに考えまして、大学で研究するというのは一人でできそうだなという直観で今の職業を選択して現在に至るわけです。そもそも個人としては、組織力とか、組織の中のチーム力とはなるべくかかわりを持たずに済むように、と思って今までやってきました。 ですか...

組織の中のチーム力-その2 横隊編成と縦隊編成。

「第1回:組織の力とチームの力。」はこちら> 僕が、組織とチームを考える上ですごく面白いなと思っている事例が、歴史的に見たときの戦争の部隊編成の変化です。 昔の戦争は、大規模な戦力を準備して陣形を事前に整え、互いに対峙する「会戦」という方式をとっていました。会戦というのは、横に広がるんです。縦隊ではなく横隊編成。横に広がった会戦というのは、実際のところ指揮をするのがすごく難しいんです。だから、まさに組織力、組織全体の構造なり戦い方を決定する総大将、織田信長とか、フリードリヒ大王とか、そういう全体の総覧者の力量が決定的に重要だった。横隊編成の会戦は組織力、組織構造の優劣が勝敗を大いに左右し...

組織の中のチーム力-その3 理想のチームは『大脱走』。

「第1回:組織の力とチームの力。」はこちら> 「第2回:横隊編成と縦隊編成。」はこちら> 優れたチームとは何か。その1で言ったように、チームで仕事をすることが苦手な僕でもそこで仕事をしたいと思うようなチームだと思うんです。この僕ですら入りたくなるチーム。一般的な特徴を列挙してもなかなか伝わらないので、僕の考える優れたチームの条件が全部詰まっている例はないのかを考えました。 『大脱走』(原題:The Great Escape)という映画のチーム、これが僕が考える最高のチームです。1963年の名画中の名画。ジョン・スタージェス監督による、戦闘シーンのない異色の戦争映画で、これがもう本当によく...

組織の中のチーム力-その4 ソー ロング…

「第1回:組織の力とチームの力。」はこちら> 「第2回:横隊編成と縦隊編成。」はこちら> 「第3回:理想のチームは『大脱走』。」はこちら> 映画のたとえでいうと、『12人の怒れる男』※という、50年代のアメリカ映画なのですが、これも絶対に観て損はない名作です。 ※『12人の怒れる男』:1957年制作、シドニー・ルメット監督 ある刑事裁判で12人の陪審員団が、チームとして、ある殺人事件について有罪か無罪かの判断を下すまでの相互作用のプロセスを濃厚に描いた密室劇です。 「12人の怒れる男」っていうくらいなので、もうバトルして、意見を闘わせる。そこに、自生的にリーダーが現れる。彼が本当に強いリ...

組織の中のチーム力-その5 チームには物語がある。

「第1回:組織の力とチームの力。」はこちら> 「第2回:横隊編成と縦隊編成。」はこちら> 「第3回:理想のチームは『大脱走』。」はこちら> 「第4回:ソー ロング…」はこちら> 会社のことを嘆いたり、何かうちの会社駄目だよねとか、組織の仕組みがまずいよねと言う前に、仕事というのはかならず「現場」があるもので、その現場こそがチームなので、組織がどうあろうとまず自分たちのチームを自分たちで良くすることはできるはずです。 組織全体が変わるにしても、その発端は往々にして特定のチームにある。 あるチームが、すごくいい動き方をして成果を出します。組織の中でもその成果は見えるので、組織全体をこう変えな...

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