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"「EFOビジネスレビュー」お金とスタイル"の記事一覧

お金とスタイル-その1 お金は本能を直撃する。

今回のテーマは「お金」。とにかく世の中、みんなお金の話が大好きです。ただ、大好きなんだけれども、あまりオープンに話したりはしない。 まずは「収入」の話から。もちろんお金を稼ぐことは、卑しいことではありません。ただ、あまりにも「本能直撃」なんですね。人間のむき出しの本能と密接不可分のものは、あからさまにオープンにすると世の中が壊れてしまう。これが古来からの人間社会の知恵です。だから、お金のことは誰もあけすけには語らない。性生活と同じですね。あからさまに話をするのは大人の社会では下品なこととされています。でも、やっぱりみんな大いに関心があるので、お金もうけの話や本はいくらでも出てきますし、雑...

お金とスタイル-その2 お金は価値基準になり得るか。

「第1回:お金は本能を直撃する。」はこちら> お金に関して余計なことは考えず、人と比較したりせず、自分の生活を生きていたほうがいい。僕だけでなく、そう思う人は多いはずです。それでもやっぱり、お金はないよりはあったほうがいい。これもまた真実です。 僕は大学院に行ったので、5年ぐらい無収入状態になることがもうその時点で確定していました。当時は本当にお金がなくて、自分でも嫌になっちゃうことがいろいろありました。僕は大学院の時にはすでに結婚していまして、妻は会社で働いていて普通に収入がありました。 僕は「柿ピー」が好きで、おやつにいつも食べていました。家の近所のスーパーで「柿ピー」を買おうと思っ...

お金とスタイル-その3 お金の使い方こそスタイル。

「第1回:お金は本能を直撃する。」はこちら> 「第2回:お金は価値基準になり得るか。」はこちら> 今回は、お金の「支出」についてお話します。僕は、お金の使い方にこそその人のスタイルが表れると思っています。お金の使い方を知ることは人間理解のアプローチとしてとても面白い。まずもって「支出」というのは、はっきりと目に見える具体的な行動です。僕は人を見るときは行動主義の立場を取ります。意見や主張はいろいろあるにせよ、結局のところその人が実際にどういう行動に出るか、これがその人についての本当を表している。「スタイル」とは外部から観察できるものです。単なる意見とか主張ではなく、人を理解するときは「ス...

お金とスタイル-その4 貯蓄と投資。

「第1回:お金は本能を直撃する。」はこちら> 「第2回:お金は価値基準になり得るか。」はこちら> 「第3回:お金の使い方こそスタイル。」はこちら> 今回は、日本の家計におけるアセットアロケーション(資産配分)についての話です。アメリカやイギリスなどでは、個人の金融資産の半分ぐらいが投資に向けられています。貯蓄の割合は小さい。それが日本だと、さまざまな統計がありますが、投資は15%ほどです。先進国の中では投資が非常に少なくて、アセットクラスが貯蓄に偏っています。これは、どう考えても非合理です。もし日本の個人資産のアロケーションが、アメリカまでとは言いませんが、EUと同等ぐらい投資に回れば、...

お金とスタイル-その5 投資はコミッションからフィーへ。

「第1回:お金は本能を直撃する。」はこちら> 「第2回:お金は価値基準になり得るか。」はこちら> 「第3回:お金の使い方こそスタイル。」はこちら> 「第4回:貯蓄と投資。」はこちら> 僕自身は投資とか資産運用には特段の関心がありません。「円」が上がってきた、じゃあ「ドル」を売りましょうとか、そういうのにはまったく関心がない、というか面倒だというか、そういうことを考えながら生活したくない。その1でも話したように、お金の性質からして、「ドル」を買った瞬間に「円」が高くなってきた、これでお鮨何回行けたのにとか思ってしまうので、精神的にも不健康です。要するに、僕はケチなんだと思います。良く言えば...

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