「地域創生」という戦略論
【第1回】都市圏も含めた「地域」の活性化へ
「2050年の社会課題を考える」では、「少子高齢化」「都市問題・コミュニティの課題」「地球温暖化・サステナビリティ」など、日本の未来を大きく左右する社会課題について、2050年からのバックキャスティングで解決のためのヒントを探っていく。今回ご登場いただいたのは、『地域創生の新しいデザイン』の編著者で、国土計画に関する国の委員などを歴任されてきた中央大学教授の山﨑朗氏だ。山﨑氏は「地方創生」ではなく、東京、大阪、名古屋などの都市圏も含めた「地域創生」を提唱している。いまや問題を抱えているのは地方だけではないと山﨑氏。人口減少時代において、国土をいかにデザインし直すべきなのか、お話を伺った。