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競争戦略の視点から見たESG-その2 「E」は規制ではなく実需。

「第1回:長期利益という社会貢献。」はこちら> ※本記事は、2021年7月1日時点で書かれた内容となっています。 前回強調したように、「長期利益」と「納税」、これこそが企業の社会的貢献のど真ん中、本筋中の本筋です。ただし、使う側は政府なので、企業経営の側から見れば納税はあくまでも間接的な貢献です。政府による徴税と再配分というメカニズムを通すことになります。これがどうにもまどろっこしい、もっと企業が直接的に社会に貢献することが可能ではないか。こうした考え方は、かつてはCSR(Corporate Social Responsibility)、企業の社会的責任というコンセプトで語られてきました...

デザインの力がカスタマーサクセスを前進させる 【第2回】イノベーションはビジョンデザインから始まる

新しい技術がイノベーションを起こす。それは必ずしも間違いではないが、より大きなイノベーションの起点になるものがあると主管デザイン長(ヘッド・オブ・デザイン)を務める丸山幸伸は語る。それは人の価値観だ。日立のデザインチームはその価値観に注目し、めざす未来の手前に、組織をドライブする具体的な中間目標を設定するという、バックキャストを実践している。

問いからはじめるイノベーション-Vol.2 「ビジョンドリブン」 【その2】どうすればビジョンをつくれるか?(後篇)

2021年7月9日に配信された日立 研究開発グループのウェビナー「問いからはじめるイノベーション-Vol.2」から、BIOTOPEの佐宗邦威氏と日立の森正勝による対談をお送りしている。その2では、企業がつくるべきビジョンのあり方は経営モデルによって異なり、日立のようにモノづくりに徹してきた企業だからこそ、社会に生み出せる価値があると佐宗氏は喝破する。

【9/24開催】協創の森ウェビナー 問いからはじめるイノベーション-社会トランジションとAI 第4回「社会を支えるAIの未来」

企業活動や事業にパーパス(存在意義)が求められる時代に、社会やビジネスの問いを起点としたビジョンを描き、いかに事業につなげていくかをテーマに、研究開発グループによるオンラインイベントをシリーズで実施いたします。 <是非、ご参加いただきたい方々> ・経営者、経営部門の方 ・事業企画部門、研究開発部門の方 ・イノベーションや改革を担当されている方 「社会トランジションとAI」のウェビナーシリーズでは、イノベーションの先駆者であるゲストの方々との対話を通じ、持続可能社会の実現に向けて社会トランジションを進めていくために、AIがどのような課題に向き合えばよいのかという争点を見出し、多様な人の知を...

経営戦略の本流としてのCSV 【第3回】インパクトを定量化して競争に勝つ

ユニリーバやトヨタなど、長期的なCSV戦略を打ち出し実践する企業が収益を上げる一方で、環境(E)社会(S)課題の何から手をつけたらいいのかと悩む企業も多い。その一つの指針として、岡田教授はハーバード・ビジネス・スクールのジョージ・セラフェイム教授が手がけるインパクト(環境や社会へのプラスとマイナスの両方の影響)の定量化プロジェクトに注目する。業界固有の課題を認識し、定量的に評価しながら取り組むことが競争優位につながるという。

「パーパス経営」とは。 【第4回】パーパスを明らかにするために、経営者がすべきこと

6回にわたってお送りしている、『パーパス経営 30年先の視点から現在を捉える』の著者・名和高司氏によるパーパス経営論。第4回では、パーパス経営に取り組む際に日系企業がすべきことを詳しく解説していただいた。

競争戦略の視点から見たESG-その1 長期利益という社会貢献。

※本記事は、2021年7月1日時点で書かれた内容となっています。 ESG(Environment・Social・Governance)やSDGs(Sustainable Development Goals)、CSV(Creating Shared Value)やサステナビリティといった言葉がよく使われるようになりました。一言でいえば、企業経営についても社会性が求められるようになってきました。今回は競争戦略の観点から見たESGについての僕の考えをお話したいと思います。 大前提として、企業経営にとってのESGやSDGsは、政治や行政やNPOにとってのそれとは意味が異なります。ここで何度も話を...

デザインの力がカスタマーサクセスを前進させる 【第1回】デザイナーはカスタマーサクセスにどう貢献するか

カスタマーサクセスは経営方針そのものという認識が広まりつつある。では、具体的にどのようにしてカスタマーサクセスに取り組むのか。日立製作所では、その上流の工程からデザイナーが重要な役割を担っている。研究開発グループで主管デザイン長(ヘッド・オブ・デザイン)を務める丸山幸伸が、企業内デザイナーとしてのカスタマーサクセスへの関わりについて語る。進行役は日立アカデミー講師(DX、カスタマーサクセス担当)の渡辺薫が務める。

問いからはじめるイノベーション-Vol.2 「ビジョンドリブン」 【その1】どうすればビジョンをつくれるか?(前篇)

日立の研究開発グループが研究者やデザイナーとの対話を通じ「問い」について考える本シリーズ。2021年7月9日に配信された第2回のウェビナーには、ビジョンを起点に新たなビジネスの創出をめざす「ビジョンドリブン」の提唱者、佐宗邦威(さそうくにたけ)氏にご登場いただいた。その1では、いわゆる計画とは異なるビジョンの役割、そしてビジョンを描くための方法論について佐宗氏に解説していただいた。全3回連載。

経営戦略の本流としてのCSV 【第2回】パラダイムシフトを認識し、戦略的に動け

投資家も顧客も環境や社会への感受性が高まるなか、ビジネスのパラダイムも大きく変わろうとしている、と岡田教授は指摘する。外部環境の変化に受け身で応えるのか、それとも他社が真似できないような方法で独自に戦略的に動くのか――そのどちらの考え方でESGのトレンドに相対するのか。それは企業の競争優位にも大きなインパクトを与えることになるだろう。

「パーパス経営」とは。 【第3回】パーパス経営のケーススタディ

パーパス経営の先進企業はどんな取り組みをしているのか。第3回では、『パーパス経営 30年先の視点から現在を捉える』の著者・名和高司氏に、国内外におけるパーパス経営の事例を紹介していただいた。日系企業と欧米企業とではパーパス経営のタイプが異なると名和氏は指摘する。

楠木建流「ずるずる読書」-その5 時間差攻撃。

「第1回:『これは!』と思えば全部読む。」はこちら> 「第2回:『華族』という未知との遭遇。」はこちら> 「第3回:『二・二六事件』の異なる視点。」はこちら> 「第4回:光も読めば闇も読む。」はこちら> ※本記事は、2021年6月2日時点で書かれた内容となっています。 本テーマの最後に、僕が「時間差攻撃」と呼んでいるずるずる読書をお勧めしたいと思います。以前に『逆・タイムマシン経営論』という本を出したときにもお話しましたが、多くの方は最新の情報にこそ価値があると思っている。これに対して、『逆・タイムマシン経営論』のメッセージは「新聞・雑誌は10年寝かせて読め」。今10年前の記事を読むと、...
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