日本企業再起の鍵は、アニマルスピリッツとリベラルアーツ AI革命と人口減少の時代だからこそ構造転換が可能に
【その1】「ダブルイナーシャ」を超えられるか
企業の経営再建を数多く手がけてきた冨山和彦氏は、近著『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』の中で、AI時代において漫然としたホワイトカラーは淘汰されると警鐘を鳴らし、人材の再配置と産業構造転換の必要性を提起している。21世紀の第1四半期、「失われた30年」と呼ばれる状況下で日本企業は変革を果たせずにきた。第2四半期に入った現在、人口減少、生成AIの本格実装、フィジカルAIの台頭といった環境変化の中で、日本企業は構造転換のチャンスを迎えていると指摘する冨山氏。ボストンコンサルティンググループ出身という共通項を持つ山口周氏との対話を通じ、企業観・人材観の問い直しから、AI時...