近代日本 160年の歩みから未来を展望する ~時代を俯瞰する「知」を養うために~
【その1】40年周期で近代日本の変遷を見る
経済記者から日銀副総裁へ転身、日立総合計画研究所の社長を務めただけでなく、作家・エッセイストとしても活躍してきた藤原作弥氏。自身の原点となった幼い頃の満州での体験や戦後の日本と共に歩んできた経験、そして歴史への造詣を基に、近代日本の社会システムは40年周期で変遷してきたと指摘する。国際秩序が乱れ混迷の度を深めるグローバル社会の中で、これからの日本社会のグランドデザインはどうあるべきか。自身の体験を織り交ぜながら近代日本 160 年の歩みを振り返り、次のターニングポイントとなる2025年以降の日本の姿を展望する。