サイバーシステムの社会実装と「持ち寄り経済圏」
【その1】なぜ今、サイバーシステムが必要か
今、価値創出の場は現実空間からサイバー空間へと急速に広がりつつある。サイバーシステムを社会に根付かせていくために、どのような工夫ができるだろうか。日立製作所の研究開発グループが2023年9月29日に開催した協創の森ウェビナー「サイバーシステムの社会実装とその課題」では、2022年に『サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス』(日本経済新聞出版)を著した慶應義塾大学総合政策学部教授の國領二郎氏を迎え、研究開発グループの佐藤暁子との対談を行った。その模様を3回にわたってお送りする。