社員と社会をつなぐ「プロボノ」
【第1回】NPO支援という社会貢献
現役のビジネスパーソンやすでに企業を退職した人が、仕事で培ったスキルをNPOが抱える課題の解決に活かす。そんな新しい社会貢献の形として近年注目されているのが「プロボノ」だ。このシリーズでは、企業が社員向けの施策としてプロボノを採り入れる効用を、関係者へのインタビューを通じて探っていく。その第1弾として登場していただくのが、今から10年以上前にプロボノを日本に紹介し、自らその普及に努める認定NPO法人サービスグラントの嵯峨生馬氏だ。プロボノが生まれた背景と日本に広まりつつある経緯、プロボノを通じて嵯峨氏が目にしたNPOと企業の課題、プロボノが持つ可能性について、3回にわたってお届けする。