消費と成熟―その1
顕示的消費から、内発的充足へ。
「第1回:顕示的消費から、内発的充足へ。」
「第2回:消費を閉じる消費。」はこちら>
「第3回:検索非連動型購買意思決定と、マニア消費。」はこちら>
「第4回:消費と時間。」はこちら>
※本記事は、2022年4月27日時点で書かれた内容となっています。
経済に限らずあらゆる面において、日本という国が成熟しつつあることを僕は前向きに捉えています。
経済に関して言えば、急成長を遂げた国がやがて成熟期を迎えるのは自然の摂理です。どんな国にも、一定の条件が揃うと日本の高度成長のようなことが起き、そして成熟していく。「漢江の奇跡」を経験した韓国も成熟期を迎えていますし、近年めざましい躍進を遂げた中...