データ駆動型社会への道筋を探る
【第1回】ネットワーク解析を戦略へ
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む時代においては、データの利活用の巧拙が、企業や国の将来を左右する――。そのような問題意識のもと、データサイエンスを専門とする東京大学の坂田一郎教授をゲストに迎えて、八尋社長との対話を行った。坂田教授は、大規模なデータセットをもとに人間の意思決定や行動の分析を行い、その結果として表れる、経済活動や社会現象のダイナミクスに迫ろうとしている。その際に、データ解析の結果だけに頼ることなく、社会的・文化的な文脈も重視して、人間ならではの洞察を大事にしながら研究を進めているという。