イノベーターは、校長先生
【第2回】たどり着いたのは、6次産業化
新たな高等学校農業教育のあり方を探るため、40歳にして大学院に進んだ佐藤氏。2年間の研究を経て五所川原農林高校に戻ったのち、やがて校長として再び同校に赴任し、リーダーとして農業教育を変革するチャンスを得る。佐藤氏の教育方針を決定づけた大学院での研究と、学校を挙げた6次産業化への取り組みに至った経緯、そしてその思いについて話を聞いた。
農業教育を変えたい。「イノベーターは、校長先生」 第1回
教育を学びに、大学院へ
技術を教えるだけではない、新たな高等学校農業教育とは何か。従来の教育方法に行き詰まりを感じていた佐藤氏は、そのヒントを学問の世界に求めた。
「農業教育を研究するために、弘前大学...